朝鮮國

正式の国号は朝鮮國。

高麗王位を簒奪して高麗王と称した太祖李成桂は、即位するとすぐに権知高麗国事と称して明に使節を送り、権知高麗国事としての地位を認めてもらう。

明より、王朝交代に伴う国号変更の要請をうけた李成桂は、重臣達と共に国号変更を計画し、新王朝の国名に「朝鮮」と「和寧」の2案を挙げ、明がこれに応えて李成桂を「権知朝鮮国事」に封じたことにより朝鮮を国号とした。

ちなみに和寧と言うのは李成桂の出身地の名であり、現在では国号の本命ではなかったとの意見が多い。

朝鮮半島には衛氏朝鮮などの朝鮮を国号に持つ王朝がかつて存在したので、日本ではそれらと区別する為に「李氏朝鮮」あるいは「李朝」と呼ぶことが多い。

学術的には日本でも近年「朝鮮王朝」という呼び方が広まりつつある。

韓国では、「李氏朝鮮」「李朝」と言う名称は植民地史観に基づくものとされるため、国内では一般的に使用されていない。

通常、李氏朝鮮が統治していた時代は「朝鮮時代」、李氏朝鮮の王室は「朝鮮王朝」と呼ぶ。

古代に存在した朝鮮の国号を持つ国は古朝鮮と呼び区別している。
update:2010年02月22日